20年前の児童書に書かれたこけし特集の本気ぶり
1992年にJR東日本から発売された「こども時刻表春号(通巻6号)」の企画記事。発行は河出書房新社。
小・中学生の長期休業にあわせて新幹線や特急の時刻表を掲載するほか、面白くてためになりそうな東日本エリアの旅行先を紹介した内容になっています。
その中にあったのが陸羽東線に関連した伝統こけし特集。製作工程から各系統の見分け方、産地地図、鳴子の後藤希三工人に取材したりで総数8ページ。なかなかの力の入りようです。
産地地図を見ると「小牛田」が産地として記載しています。
ちなみにこの地でこけしを製作していたのは川合信吾工人ひとりだけでした。
ひとつだけ残念なのが系統の見分け方の箇所で弥治郎系と遠刈田系の写真が入れ替わっていることくらい。