静と動だとか、線香花火とすすき花火だとか、コントラストとか対比だとか、不二家ノースキャロライナとうずまきかりんとうだとか、いろいろなことばが浮かんでまいります。
人並みのことばかもしれませんが、これを見なければ思い浮かばなかったと思います。
洗練されているものを目にしたとき、背筋が伸びて、頭の中に広がりを感じさまざまなことばやイメージが湧いてきます。
「かわいい」以外のことばが想起できるこけしに出会えるとしばしの希望を感じますし、そういうこけしがこの閉塞感漂う世の中が必要としているものだと考えます。
西田記念館所蔵の忠蔵工人作を参考に製作されました。
黒の背景がとても似合うこけしです。
ピンとした空気を感じます。
渦巻状と鬢の下に及んだかせ模様が遊び心を感じます。