何を描いたのか、よりもどのように描いたのか 〜遠刈田系こけしの背中より〜

2019-05-10佐藤保裕,佐藤忠,佐藤英太郎Kokeshi Second Angle,遠刈田系,佐藤保裕,佐藤忠,佐藤英太郎

菖蒲(しょうぶ)、文目(あやめ)、杜若(かきつばた)の季節ですね。

遠刈田系こけしの背面によく描かれるのはアヤメ科、お風呂に入れる香りのいい菖蒲はサトイモ科。

何の花を描いているのか?と質問されたらひとまず「アヤメ”科”の植物」と回答しておくのが無難。突っ込みどころはそこではありません。

感じとってほしいのはそれぞれの描き方。

左から新地・佐藤英太郎工人作、青根・佐藤忠工人作、白石・佐藤保裕工人作。